新しくエコキュートに変える場合、快適に利用するためにはサイズ選びが重要になってきます。
もしタンク容量が利用する湯量よりも小さかった場合はお湯を利用している最中に湯切れが発生しますし、必要以上に大きすぎるタンク容量では効率が悪くなります。
また、サイズやタンクの容量を間違えて選択すると、電気代が高騰する場合もあるので慎重に選ぶ必要があるでしょう。
今回はエコキュートのタンクについて、サイズの種類や選ぶ基準など詳しく解説します。
この記事を参考に、ライフスタイルにピッタリなタンク容量を選んでください。

ダイキン DAIKIN EQ46WFV エコキュート交換工事

エコキュートのタンク容量と実際に使用できる湯量の違い

エコキュートの貯湯タンクは、基本的に370L・460L・550~560Lの3種類で展開しています。
最近では、お湯の利用が少ない家庭用に370L以下の小型タイプも販売されています。
貯湯タンクの容量が使える湯量だと考える方もいますが、実際は異なります。
給湯温度やメーカーにもよりますが、370Lのサイズでも約750Lのお湯が使用可能です。
これは、貯湯タンクには60~90℃のお湯が貯められており、使用する際には水道水と混ぜ、適温にしてから給油する仕組みになっているためです。

1人当たりどれくらいの量を使っている?

1日にどれくらいのお湯を使っているのか把握している方は少ないでしょう。
しかし、実際に使用する湯量がわからなければ正しいサイズか判断できません。

1人あたりの湯量目安=(シャワー/約10L、台所/約6L、洗面所/約8L+α)/分

1人で利用する場合、シャワー、台所、洗面所での利用に入浴分を足し、多めに見ても350L使用する計算になります。

家族人数別のおすすめタンク容量

家族別にエコキュートのおすすめサイズについてご紹介します。

2~3人家族

使用する湯量が比較的少ない夫婦だけの家庭であれば、370L以下の小さなタンクを選んでも良いでしょう。
容量は小さくても機能的に優れていないわけではないので、安心して使用できます。

3~5人家族

3~5人家族には「370L」がおすすめ370Lサイズは、約680Lのお湯が使用できます。
シャワー回数は4回(32分使用・320L)ですが、短い時間なら5回程度は使用可能です。

4~7人家族

4~7人家族は「460L」がおすすめです。460Lサイズの場合、約840Lものお湯を使用できます。
シャワー回数は6回(48分使用・480L)ですが、使用時間が短ければ7~8回程度使えるでしょう。
通常4人家族は、370Lサイズで賄えますが、家族が運動部に所属しているなどお風呂の利用回数が多い場合、460Lサイズを選択しておくと湯切れの心配がなく安心です。

5~8人家族

5~8人家族は「550L~560L」がおすすめです。大容量の550Lサイズは、約1,000Lのお湯が使用できます。
入浴や家事は、湯切れを心配せずに行えるでしょう。
シャワー回数は7回(56分使用・560L)で計算していますが、利用時間によっては8~9回使用できるので5~8人家族に適したサイズです。

エコキュートのタンク形状にも違いがある

 三菱薄型エコキュート

エコキュートはタンク容量だけでなく、その形状にも違いがあります。一般的なのは角型タイプと呼ばれるもので、底面が正方形に近い形をしており、縦長のタンクが特徴です。
容量も豊富なラインナップが揃っており、様々なモデルが登場しています。
角型タイプのデメリットは、場所を取ってしまうという点です。これを解消したのが、薄型タイプになります。
薄型タイプはタンクの底が長方形になっていて、幅と奥行きが短くなるようにしています。
これまで設置場所の関係で角型タイプが置けなかった方も、薄型タイプなら設置できる可能性があるため形状もチェックしておきましょう。

ライフスタイルによって選ぶ容量が変わる

家族別の使用量から適切なサイズをご紹介しましたが、ライフスタイルによって容量を考える必要もあります。
以下に当てはまる場合には、1つ上の容量を検討してみましょう。

子供や孫がいる家庭・頻繁に訪れる場合

普段は夫婦2人でお湯の使用量が少ない家庭でも、子どもや孫が頻繁に家に来る場合、1つ上の容量が安心です。
沸き上げ量の調節機能が付いたものを選択すれば、普段は「少なめ」、来客時には「たっぷり」を選択し、沸かす湯量を調節できるので無駄がありません。

シャワーを1日に何度も使う習慣の場合

朝と晩にシャワーを利用する習慣がある家庭の場合では、使用するお湯の量も変わってきます。
また、小さな子どもがいる、介護者がいる場合などもシャワー時間が長くなるので、1つ上のサイズを選んでみましょう。
エコキュートは長い期間使用するので、現段階の利用状況だけではなく、今後どのような使い方になるかも考慮して選ぶ必要があります。

 

家族構成・ライフスタイルに合わせて選ぶのがポイント!

前述でご紹介した通り、エコキュートのサイズやタンク容量を小さくすれば費用が抑えられます。
しかし、冒頭でも述べたように使用量が合わないサイズ選びは逆に電気代が高くなってしまうので注意しましょう。
ここでは、家族構成やライフスタイルに合ったエコキュートを選ぶメリットについてご紹介します。

いつでも好きな時にお湯が使える

エコキュートは、瞬間的に水を温める仕組みではないので、貯湯タンクのお湯がなくなれば、追加で水を沸かす時間が必要になります。
お風呂に入りたい時に湯切れが発生していたら、1日のスケジュールどおりに過ごせないこともあるでしょう。
適切なサイズ選びをしていれば、お湯切れの不安がないので、好きなタイミングでお湯を使用できます。

電気代が抑えられる

追加で湯沸かしが必要ないということは、電気代節約にもつながります。エコキュートは、夜間の電気代が安い時間帯にお湯を沸かす仕組みになっています。もしタンクの容量が足りず、湯切れを頻繁に起こす場合、割高な時間帯にお湯を沸かすことになるので電気代がかさむでしょう。家族の使用量に合わせたサイズを選ぶことで、最大限に電気代を節約できます。

【番外編】学習機能でお湯の作りすぎを防ぐ!

タンク容量が大きいものを選びたいものの、「お湯を作りすぎてしまい無駄になってしまうのでは?」と思われた方もいるかもしれません。しかし、エコキュートには学習機能が備わっています。
湧き上げ設定を「おまかせ」に設定しておくと、過去1~2週間のお湯の使用量や使用する時間帯などを記録しておき、その家族の使い方にピッタリなお湯や温度の調整してくれるのです。この学習機能が備わっているおかげで、無駄にお湯を作りすぎてしまうこともありません。余分に作りすぎる心配がないことから、1つ上のタンク容量を選んでも安心です。

【番外編】住んでいる地域も確認!

もし寒冷地に住んでいるならば、やや大きめのエコキュート・寒冷地仕様のエコキュートが必要かもしれません。
その理由は、エコキュートの給湯量は水温が低くなるほど減ってしまうからです。
ここでいう寒冷地とは、最低気温が-25~-10℃の地域を指します。
寒冷地の最大給湯量は平均的な給湯量と比較した場合、370Lタンクでは約533Lなので-88Lの差、460Lタンクでは約662Lの給湯量で-110Lの差になります。(貯湯温度65℃/給水温度-10℃/使用温度42℃で設定した場合)シャワーの使用量も多くなるので、1つ上の容量がおすすめです。

今回は、エコキュートをタンク容量で選ぶ際のポイントやおすすめのサイズについて詳しく解説しました。
エコキュートは頻繁に交換するものではないので、家族構成やライフスタイルを考慮したサイズ選びが重要です。
快適に、そして長期間にわたってエコキュートを利用するためにも、今回の記事を参考に家族に合ったサイズのエコキュートを選びのご相談はチカラもち群馬店にお任せください!

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