ヒートポンプ技術を搭載したエコキュート最大の魅力は、光熱費を抑えられることです。
しかし、中には「エコキュートを導入したのに節約効果を実感できない」、「なぜか光熱費が上がった」という家庭もあります。
そのような事態を防ぐためにも、今回はエコキュートの賢い使い方を解説していきます。
エコキュートを最大限お得に使いたい方は、ぜひ参考にしてください。

適切なエコキュートと電気プランを選ぶ

まずは、使用しているエコキュートが適切か、電気料金プランはライフスタイルに合っているか、この基本の2点について確認してみましょう。

適切なエコキュート

エコキュートを選ぶ際は、お湯の使用量に適したタンク容量にすることが大切です。
エコキュートは家族の人数に応じたおすすめの容量があり、1~3人の場合は370L、4~5人は460L、6人以上は550Lとなっています。
しかし、たとえ1人でも頻繁にシャワーや入浴を楽しむようなら、370Lでは足りない場合もあります。
お湯切れによって頻繁に沸き上げをすると光熱費が余計にかかってしまうので、お湯の使用量が標準より多いと思われる方は、1つ上のタンク容量を選び、その日の使用量に応じて沸き上げる湯量を調整すると良いでしょう。
【こちらの記事もご覧ください:エコキュートのタンク容量には種類がある!何を基準に選ぶべき?

ライフスタイルに合った電気料金プラン

エコキュートを導入する際は、最適な電気代プランを選ぶことが重要です。夜間電力を使ってお湯を貯める仕組みのため、多くの方ができるだけ夜間の電気代が安いプランを選んでいるでしょう。
しかし、このプランは昼間の電気代が高い傾向にあり、テレワークなどで昼間の在宅時間が長い人の場合だと節約効果を実感しにくいです。
また、エコキュート以外にも昼間の家電使用頻度が高い家庭の場合は、他の電力プランの方がお得なこともあります。
家族構成やライフスタイルによって最適な電気プランは違うため、複数の電気料金プランを比較して検討しましょう。

エコキュート設定を使い分ける

最適なエコキュートと電気料金プランを選んだら、次はエコキュートの機能や設定をしっかり把握しましょう。
電気代削減のために大切なポイントは、設定を使い分けることです。

季節によって設定を変える

通常は、省エネモードやおまかせモードに設定しておくだけで省エネになります。
しかし、季節によって設定を変えることで、さらなる電気代の節約につながるのです。
例えば、お湯の使用量が増える冬は、省エネモードだとお湯が足りなくなる可能性があります。もし頻繁にタンクの沸き増しをするようであれば、お湯の量を「多め」に設定しておいた方が良いでしょう。
また、冬場のお風呂に前日の残り湯を使う方もいますが、エコキュートの場合、追い炊きをすると貯湯タンク内の温度が下がってしまいます。
貯湯タンク内のお湯は80℃以上もあるため、電気代を抑えるには貯湯タンク内のお湯を浴槽に足すと、効率的に快適な温度にできます。
お湯の使用量が少ない夏は、また省エネモードに戻すなど季節ごとにモード設定を切り替えると無駄な電気代を削減することが出来ます。

昼間の沸き上げ停止や休止モードを使う

エコキュートの機種によっては、「自動沸き増し機能」が付いていて、タンクの湯量が少なくなると日中に自動で沸き増しをします。
その日にこれ以上お湯を使わないという場合は、昼間の自動沸き増し機能を停止すると余計な電気代もかかりません。
また、旅行などで数日間家を空ける場合、休止モードに設定しておかないとお湯を使わないのに自動沸き上げをしてしまい、無駄な電気代が発生します。

ピークカット設定をする

夜間の電気代が安いプランは、日中に単価が高い時間帯があります。
特に、ピークシフトプランを契約している場合は、ピーク時間帯にエコキュートで沸き上げなどをすると電気代がとても高くなります。
これを避けるために、設定した時間帯はお湯の量が少なくなっても自動沸き上げをしないピークカット設定ができるエコキュートもあります。ピークカット設定がないエコキュートであればお湯の残量を確認しておき、ピーク時間に沸き上げをしなくても済むようにしましょう。いずれも契約している電気プランで単価が高くなる日中の時間帯を、しっかり把握しておく必要があります。

さらに節約したいなら?

お湯の使用量を減らす

お湯の使用量を減らせば沸き上げをする回数も減らすことができ、光熱費を削減できます。
大量のお湯を使用するものに浴槽がありますが、お湯張りの量を浴槽の半分程度にしたり、容量の小さい浴槽に変えたりすると大幅にお湯の消費量が減ります。自分で簡単に取り替えできる節水シャワーヘッドなどの、節水グッズもホームセンターで売られています。
また、当たり前ですがお湯を出しっぱなしにしないのも大事です。
使っていない時は止めるといった基本を日々徹底することで、年間の光熱費に大きな差が出ます。

オール電化にする

エコキュートは、オール電化の住宅で使用されていることが多いですが、キッチンではガスを使いたいなどといった理由から、オール電化ではない住宅もあります。しかし、これは光熱費の観点でかなり損をしていると言えるでしょう。
電気の方がガスより安全性も高いので、「どうしてもガスキッチンがいい」というこだわりがなければ、オール電化に切り替えることをおすすめします。

太陽光発電を取り入れる

太陽光発電は、エコキュートと非常に相性が良いといわれおり、初期費用は高くても長期的にみると光熱費を大幅に削減できます。
自宅で発電できるため、自然災害によって電気やガスが止まった時の備えにもなります。
余った電気を電力会社に買い取ってもらうこともできますが、最近は太陽光発電を取り入れる家庭が増えてきたことによって、買い取り額が下降気味です。余剰発電分は、自分たちで使った方がお得な可能性もあります。

買い替えも検討

エコキュートの省エネ性能は年々上がっていて、10年前の製品と最新の製品では、省エネ率にも大きな差があります。
風呂保温機能付きのエコキュートの性能は、「年間給湯保温効率」で表されます。
これは1年間にどれだけ少ない電力で給湯や保温ができるかを示した数値で、高いほど省エネに優れているということです。
2023年現在の年間給湯保温効率の平均は3.0~3.8となっていますが、2010年頃の製品は平均2.5~3.0です。この数値は0.1で電気代が約1,000円になるため、0.5違うと年間約5,000円の差が出ることになります。
さらに、エコキュートの耐用年数は約10~15年が一般的です。特に故障がなかったとしても、10年以上経過している機種は買い替えを検討した方が良いでしょう。省エネ効果の高い最新の機種に交換することで、光熱費が大幅に削減できる可能性があります。
年間給湯保温効率は、各メーカーのホームページやカタログに記載されているので、買い換えの際は確認してみてください。

今回はエコキュートに付随する節約方法について紹介しました。
一般的に、電気温水器からエコキュートに取り換えると、電気代を1/3程度に抑えられると言われています。
エコキュートの省エネ効果を実感できていない方は、まず契約している電力プランや使用しているエコキュートが適切かを確認してみましょう。適切な電力プランは、それぞれの家庭のライフスタイルによって違うため、一概に夜間電力が安いほど良いとは言えません。
さらに、年間の光熱費を抑えるには、エコキュートの設定を上手く使い分けることも重要です。

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