エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を効率良く沸かすヒートポンプ式を取り入れた給湯器です。
この仕組みによって、少しの電気で効率的にお湯を沸かせるようになっています。
しかし、家族や機能によって適したエコキュートは異なります。
そこで今回は、エコキュートの特徴と共に選ぶ際のポイントも併せてご紹介します。

三菱 MITSUBISHI SRT-S465 エコキュート交換工事

エコキュートの仕組みを理解しよう!

エコキュートは、再生可能な空気熱を利用して効率良くお湯を沸かす仕組みになっています。空気の熱を利用して熱エネルギーに変えるというのが、エコキュート最大の特徴でありメリットです。エコキュートに備わっているヒートポンプユニットが、屋外の空気から熱を集め、コンプレッサーで高温にします。この空気中の熱は太陽の光や風など自然の力を利用したものであり、再生可能なエネルギーです。
これをエコキュートでは有効活用して熱に変えていき、水に熱を伝えてお湯にしていく仕組みとなります。
今までのような燃焼式給湯器と比較した場合、高い効率を実現できるだけでなく、環境にも配慮できます。
電気エネルギーはこれまでと比較して約1/3まで抑えることができ、省エネで環境に配慮できるのです。
こうした理由から、エコキュートは環境に優しい仕組みとなっています。

エコキュートは地域によって選び方が異なる

環境に優しいエコキュートは、使用する地域によって選び方が異なります。住んでいる地域がどれに該当するか確認してみましょう。

一般地用

一般地用のエコキュートは、基本的に最低気温が-10℃以下にならない地域が該当します。
主に宮城県、山形県、新潟県、長野県の一部、関東、東海、近畿、中国、四国、九州、宮崎、鹿児島、沖縄などです。
最低気温が-10℃になっても90℃のお湯が沸かせます。

寒冷地用

寒冷地用のエコキュートは、最低気温が-25℃以下にならない地域が該当します。雪国や山地、北海道全域、秋田県、青森県、岩手県などがあります。
ただし、最低気温-25℃以下になる地域には備え付けることができません。
また、-20℃以下になる地域に関しては、貯湯タンクを室内に設置する必要があります。

塩害地用

塩害地用のエコキュートは、海に面している地域や潮風に当たる地域が該当します。
目安は、海岸から300m以内で対重塩害仕様、海岸から300m以上~1m以内で対塩害仕様です。
潮風があたってもすぐに錆びないよう、防錆・防腐加工がなされています。

家族の人数でタンクの大きさが変わる

次に、タンクの大きさを決めていきましょう。タンクの大きさは、家族の人数によって選ぶ必要があります。
エコキュートの仕組みは、電気料金が安くなる深夜にお湯を沸かしてタンクに貯めて使用するものです。
大きさによって電気代が大幅に高騰することはないので、少しゆとりを持たせた大きさにするのが良いでしょう。
また、親戚が泊まりに来る、友人が頻繁に遊びに来るという場合も大きめのものを選択してください。エコキュートは、普段の日の湯量や使用状況を学び、それに基づいたお湯を貯めます。夜の入浴以外に朝多めに使う習慣があると、お湯が不足する可能性があります。
お湯の量を気にせず使いたいという方も、余裕のあるタンク選びをしましょう。以下の数字を参考にタンク選びをしてみてください。

【タンクの大きさと使用人数】

1人~2人:150L~200Lタイプ

湯張り1回(180L)、シャワー2回(160L)、キッチン・洗面・手洗い(70L)

2人~4人:180L~300Lタイプ

湯張り1回(180L)、シャワー3回(240L)、キッチン・洗面・手洗い(105L)

3人~4人:300L~460Lタイプ

湯張り1回(180L)、シャワー4回(320L)、キッチン・洗面・手洗い(140L)

4人~5人:370L~460Lタイプ

湯張り1回(180L)、シャワー5回(400L)、キッチン・洗面・手洗い(175L)

5人~7人:460L~550Lタイプ

湯張り1回(180L)、シャワー7回(560L)、キッチン・洗面・手洗い(245L)

エコキュートのタンクの形を選ぶ

エコキュートを設置する場合、ユニットと貯湯タンクの両方を置くスペースが必要です。
そのため、設置できるスペースを考慮した形を選ばないと設置が困難になる可能性もあります。エコキュートのタンクは、以下の形があります。

角型タイプ

エコキュートの角型は最も一般的なタイプです。
各メーカーで取り扱っている形であり、様々な機能のエコキュートがあります。
DAIKIN ダイキン EQN46WFV エコキュート交換工事

薄型タイプ

角型が置けない、薄いスペースしか確保できない場合に適しているのが薄型です。
角型と比較すると、選択肢が少なくなってしまいますが、狭小スペースを活かせるのが特徴です。

ダイキン DAIKIN EQ46WFV エコキュート交換工事

スリム型(ライト型)

タンクユニットを上から見ると角型に似ていますが、サイズは小さいのがスリム型(ライト型)です。
並んで設置する場所がない時に適しています。

ローボディ型

全体的にコンパクトで、貯湯タンクの高さも低いのがローボディ型です。
ローボディ型の場合、大きな貯湯タンクではないので使用量が少ない方に適しています。

エコキュートにはどんなタイプがある?

エコキュートには、主に3つのタイプがあります。
メーカーによって名称が異なる場合もありますが、お湯の使い方によって選んでみましょう。

フルオート

設定した湯量と湯温でお湯張りできます。ボタン1つで適したお湯にできる自動運転機能がついています。
事前に設定しておけばボタンでお湯張りを行い、適温や適湯量になればストップします。お湯の温度が下がってきたら自動で追い炊きし、設定された温度を常に保てるのが特徴です。
お湯の量が減れば、自動で設定湯量まで足してくれるので、いつでも快適な入浴時間となるでしょう。
しかし、設定を変えない以上不要な時でも追い炊きや湯量を保つため、光熱費が多くかかる可能性があります。

オート(セミオート)

設定した湯量と湯温でお湯張りできます。自動機能が少ないので、保温や追い炊き機能はありません。
その分、商品価格も安価になります。入浴中にお湯を足すたし湯、たし水を手動で行えるので、無駄な光熱費を抑えたい方に適しています。

給湯専用

給湯専用は、自分で蛇口から浴槽に入れるタイプです。とてもシンプルなタイプなので、細かな設定も必要ありません。
自動運転機能もないので、他のタイプに比べて安いのが特徴です。機能も価格も抑えたエコキュートを探している方に適しています。
湯量を自分で調整できる反面、蛇口の閉め忘れによってお湯が浴槽から溢れることがあります。この場合、設定湯量に達した時に声や音楽で知らせる機能がついたものを選びましょう。

災害時でもエコキュートなら安心!

地震や台風などの影響で停電してしまった時、給水が止まってしまえば水を使うこともできません。
しかし、エコキュートであれば貯湯タンク内のお湯を使えます。貯湯タンクには非常用の取水栓があり、タンクの中で貯めていたお湯を生活用水として利用できます。370Lタイプならポリタンク(20L用)約18個分の水が確保できる計算です。
タンク内の水なので飲むことはできませんが、手洗いやトイレ用としては十分な量でしょう。停電中は新たなお湯を沸かすことはできませんが、水があるというだけで非常時でも安心できます。

今回は、エコキュートの特徴や機能についてご紹介しました。エコキュートは家族の人数によってタンクの大きさを考える必要があり、少し大きめのタンクにするのがおすすめです。タイプなどを参考にして、適したエコキュートを選ぶと高い利便性を感じられるでしょう。

エコキュートの交換をご検討ならチカラもち群馬店にお任せください!最短で即日調査訪問可能です!

▼24時間受付中!簡単WEB相談はコチラ▼
無料相談・お見積もりはコチラ

▼写真をその場で撮影してすぐ相談できる!24時間受付中!簡単LINE相談▼
無料LINE相談はコチラ