エコキュートは、快適な給湯に欠かせない家電の一つとなっているため、新築の際にはエコキュートを採用するケースが多いです。
便利なエコキュートですが、エラーが発生した時のエラーコードは故障のサインでもあるため、適切な対処が必要です。
今回は、エコキュートでエラーが発生した時の再起動手順、再起動が必要な主な状況、再起動しても直らない場合の対処法などについて解説していきます。
Table of Contents
1. エコキュートを再起動する際の手順
エコキュートでエラーが出たら、再起動で解決する場合があります。
再起動の方法は機種によりますが、一般的な方法は以下の通りです。
まず、エコキュートの電源を切ります。電源を切ったら、本体のリセットボタンを押してください。
リセットボタンは機種によって位置や形状が異なりますが、本体の側面や下部にあることが多く、ボタンを押すと、エラーコードが消え、正常に作動する可能性があります。
リセットボタンを押してもエラーコードが消えない時は、エコキュートの電源を再度入れ直してみてください。
電源を入れ直すと自動診断機能が働き、エラーの原因を判定してくれます。
診断結果次第では、再度リセットボタンを押すと改善する可能性があります。
それでもエラーが改善されない場合は、メーカーのサポートセンターに連絡してみましょう。
エコキュートの状況によっては早急に修理や交換を依頼しなければならないこともあるので、放置は禁物です。
エラーが出たままだと給湯などができなくなり、生活に支障をきたすこともあります。
2. エコキュートの再起動が必要な主な状況とは?
エコキュートの再起動が必要になる主な状況は、停電が発生した時でエコキュートの動作に何らかの影響が生じる場合があります。具体的には以下のような影響が考えられます。
エコキュートの電源が遮断されて給湯ができなくなる
エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすため、電源が遮断されると給湯機能が停止してしまいます。
短時間なら問題ありませんが、長時間の停電となると長い間お湯を使用することができなくなるため、入浴な動画不可能になってしまいます。
エコキュートの温度設定が初期値にリセットされる
エコキュートには、設定温度を維持する機能がありますが、停電で設定がリセットされてしまうことがあり、何らかのエラーが出る場合もあるため、再起動が必要になることもあります。
停電の時間が長いと貯湯タンクのお湯が冷めてしまう
エコキュートには貯湯タンクのお湯を一定温度に保つ機能もありますが、その機能も停電で使えなくなります。
そうなるとお湯が冷めてしまい、再度温める必要があります。
停電が起こると、このような状況になる可能性が高いく、停電後は動作が安定しないこともあるため、再起動することで作動状態を確認すると良いでしょう。
その他にもエラーが出た時には再起動して正常に作動するかを確認する必要があるので、前述した再起動の方法は覚えておきましょう。
3. エコキュートのトラブルを防ぐ方法
エコキュートのトラブルが発生し、エラーが起こる原因は様々です。
しかし、トラブルをできるだけ起こさないようにし、寿命を延ばすことができる場合もあります。
この章では、エコキュートのトラブルを防ぐ方法について見ていきましょう。
環境に合わせたエコキュートを選ぶ
エコキュートが故障してエラーが出る原因として、環境に合っていないエコキュートを使用していることが挙げられます。
エコキュートを選ぶ際、メーカー名やスペックに注目しがちですが、住んでいる地域の特性に対応したモデルを選ぶことが何よりも重要です。
水質(井戸水や温泉水、地下水)に対応し、雪国なら寒冷地仕様の製品、海に近い場所に住んでいるなら塩害対策を施した製品を選びましょう。
また、タンク容量と実際に使用する量が合っていないとタンクが空になりやすく、水圧が下がるなどの不具合の原因になる可能性があります。
寿命を延ばすためには、使用環境に合ったモデルを選ぶことが重要ですので、メーカーの公式ページに記載されている製品の情報をしっかりと確認しましょう。
この他にも、製品について詳しく知りたいという場合には、ぜひチカラもち群馬店にご相談ください!
エコキュートに詳しいスタッフが、わかりやすくご説明させていただきます!
エコキュートの周りに物を置かない
エコキュートのヒートポンプユニットは、空気の熱を使ってお湯を沸かすため、吸気口や吹出口があります。
それらを塞ぐような物を周りに置いたり、十分なスペースがない場所に設置したりすると、機械に負荷がかかり、故障の可能性が高まります。
外壁に密着せず、障害物で塞がれていない場所に設置することで、共振による騒音も筆ぐためにも、エコキュートの周りに物を置かないようにすることは、設置時に把握しておくべき事項です。
定期的にメンテナンスを行う
エコキュートを長く使用するためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
エコキュートのメンテナンスには、浴槽アダプターの定期清掃、フィルターの清掃、逃し弁の点検、保温材のチェック、貯湯タンク内の沈殿物のチェックなどがあります。
メンテナンスすべき部分が多いと感じるかもしれませんが、慣れればそれほど時間をかけずに済みますので、快適に使用し続けるためにも、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
使用方法を見直す
エコキュートの使用方法を見直すことで、寿命を延ばせるケースもあります。
例えば、入浴剤についてです。使用できる入浴剤のタイプはメーカーやモデルによって異なります。
使用可能な入浴剤は、メーカーの公式サイトやパンフレット、取扱説明書などで確認できるので、チェックしておきましょう。
エコキュートを使用している家庭で入浴剤を使用している場合、それが不具合の原因になっている可能性も否定できません。
そのため、何らかの不具合が発生したら、使用方法の見直しを行うことが望ましいです。
長時間使用しない時は電源を切る
長期間の旅行や出張がある際など、エコキュートを使用しない時間が長い場合には、電源を切っておくことが大切です。
電源を切ってエコキュート自体を休ませることで、寿命を延ばすこと消費電力を削減することにつながります。
メーカーによっては、沸き上げを休止する機能があり、15日以内なら休止期間の設定が可能です。
帰宅する日に合わせて運転を再開させるようにすれば、帰宅後すぐに使用できます。
ただし、冬場は凍結の恐れがあるため、電源は切らないように注意しましょう。
エコキュートのトラブルを防ぐためには、これらのような方法があります。
再起動で直ることもあれば、故障して修理や交換が必要になることもあるため、できるだけトラブルは避けたいものです。
そのためにも、トラブルを防ぐ方法を把握しておくことが重要です。
4. まとめ
エコキュートは便利ですが、適切なメンテナンスを怠ると不具合が発生しやすくなります。
また、停電時には正常に作動しなくなる可能性があるため、再起動の方法を把握しておくことが必要です。
万が一そのような事態になったら、今回紹介した方法を試してみてください。
改善が見込めない場合には、ぜひチカラもち群馬店にお問い合わせくださいませ!