省エネ効果の高いエコキュートを自宅に設置する場合、どのような手順で行われるのかわからず不安な気持ちをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、エコキュートを設置する前に確認すべきポイントや設置する際の手順についてし、エコキュートの設置前に行う現地調査についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Table of Contents
1.エコキュートを設置する前に確認すべきポイント
エコキュートを設置する前に、まずは確認しておかなくてはならない点がいくつかあります。
業者に依頼する前に以下で紹介するポイントをチェックしてみましょう。
・設置スペース
エコキュートは貯湯ユニットとヒートポンプユニットという2種類の機器を設置することになるため、ある程度スペースが必要です。
中には省スペースにも設置できるスリム型を販売するメーカーもありますが、スリム型になると貯湯ユニットが少し小さくなるため、大人数の使用には向いていません。
家族が多く、利用するお湯の量が多い場合は、大容量向けのエコキュートを設置できるスペースを確保しておきましょう。
・撤去工事と基礎工事
設置するスペースを確保できたらエコキュートを購入して施工に移りますが、その前に既存の給湯器があればそれを撤去する必要も出てきます。
ガス給湯器の場合はガス会社と契約を解除するかどうかも考慮しなくてはなりません。
また、エコキュートを設置する前には、エコキュートの置き場所となる土台を作る基礎工事も行われます。
基礎工事が必要な理由は、エコキュートの貯湯ユニットが本体のみで60~90kg、満水時には400~600kgにも達してしまうためです。
2.エコキュートを設置する手順
続いて、エコキュートを設置する手順について解説します。
エコキュートの設置工事は意外と時間もかからず、工事自体は4時間程度で完了します。
基礎工事の必要性や配管の状態などによっては時間が異なってくるものの、そこまで時間はかかりません。
1.浴室に面した壁に配管用の穴を開けます。
2.浴槽へエコキュート用のアダプターを設置し、屋内のリモコン設置と配線工事を行っていきます。
3.貯湯ユニットを土台の上まで運び、アンカーボルトを打ち込んでタンクが水平の状態になるよう調整します。
4.ユニットの脚を固定させ、配管や電気回線をつないで、完了後に配線を隠します。
5.ヒートポンプユニットを設置します。
6.貯湯ユニットとヒートポンプユニットを配線でつなぎ、最終的に動作確認や試運転を行って特に異常が見られなければ完了です。
3.エコキュートの設置に欠かせない配管工事について
エコキュートを設置する上で配管工事も欠かせません。
エコキュートを設置する前に電気温水器や給湯器を使用していた場合、そのまま配管を使い続けることも可能です。
ただし、これまで給湯器を設置していた場所とは別のところに置く場合は新たに配管工事が必要となってきます。
主に必要となってくる配管工事は、給水配管工事・追い焚き配管工事・ドレン排水配管工事の3種類です。
給水配管工事は貯湯ユニットとお湯を出す蛇口やシャワーをつなげるための配管工事です。
給水配管は冬場になると凍結する恐れもあるため、業者によっては給水配管工事に加えて配管凍結を予防するための工事も組み込まれている場合があります。
追い焚き配管工事は、追い焚き機能付きのエコキュートに必要な工事で、タンク内のお湯を浴槽に送る際に用いられます。
この配管もガス給湯器などで使っていた配管を再利用することができます。
ただし、長年使用していた場合、配管内には湯垢などが蓄積されていて汚れがひどくなっている可能性もあるため、新しい配管へ交換しておくと良いでしょう。
ドレン排水配管工事は、ヒートポンプユニットや貯湯ユニットからの排水を排水口へ流せるようにするための工事です。
ドレン排水配管工事を行っておかないと、冬場にヒートポンプユニットが凍結するリスクもあるため注意が必要です。
なお、他の配管工事に比べて配管が長くなることから、費用も高くなることを念頭に置いておきましょう。
4.現地調査を実施するメリット
エコキュートを設置する前に、業者へ現地調査を依頼する場合もあります。
現地調査では、エコキュートを設置するスペースがあるのか確認したり、そもそも自宅にはどんなエコキュートが合っているのかを、お客様のご要望をヒアリングしながらお見積もりの作成を進めていきます。
現地調査を行うとどのようなメリットがあるのか、確認してみましょう。
・最適なエコキュートやプランを提案してもらえる
エコキュート本体のサイズは各メーカーのサイトなどに記載があるため、自分で設置スペースがあるか調べることは可能です。
しかし、実際にはサイズだけでなく基礎部分が軟弱だった場合はコンクリートで土台をつくらなくてはならないうえに、配管の位置や隣家との距離なども考慮して、設置スペースを検討する必要もあります。
業者に現地調査を依頼することで、どのようなエコキュートなら設置できるのかはもちろん、最適なプランなども提案することができるので、設置後のトラブルも未然に防ぎやすくなるでしょう。
・正確な見積もりが取れる
現地調査を行わずにエコキュート設置工事の見積もりを取ると、本体価格や標準工事の価格までしか含まれていないケースが多く、実際には基礎工事や配管工事など、追加の工事が必要となってくるケースもあります。
もしも追加の工事が発生した場合、最初に取っていた見積もり以上の金額が発生し、想定していたよりもコストが膨らんでしまう可能性もあります。
このような事態を防ぐためにも、事前に正確な見積もりが取れる現地調査が必要なのです。
5.現地調査を実施する際の注意点
エコキュートを設置する前に現地調査を行うメリットは多いですが、注意すべき点もあります。
それは、悪質業者が現地調査によって高額な製品・プランを売りつけてくることです。
特に訪問販売で訪れた営業マンがその場で現地調査を行い、製品やプランを提案してきた場合は注意しないといけません。
訪問販売だとその場で相場費用と比較できないことから、相場以上の価格で売り込まれる可能性が高いです。
また、訪問販売ではなかったとしても、信頼性に欠ける業者に依頼してしまうことで、後から高額な費用を請求されてしまったり、設置後に不具合が発生したにも関わらず修理対応をしてもらえなかったりする場合もあります。
「無料で現地調査を行います」と言われても、基本的にはどの業者でも無料で実施しているものなので、騙されないように注意してください。
6.まとめ
今回は、エコキュートを設置する手順と設置前に行う現地調査の必要性について解説させていただきました。
エコキュートは基本的に半日程度で設置できますが、基礎部分や配管工事などの影響で日程が延びる場合もあります。
見積もりやどれくらいの期間で工事が完了するのか、正確に知るためにも現地調査を行うことが大切です。
ただし、悪質な業者が現地調査から高額な製品・プランを売り込んでくる場合もあるので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
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