お風呂や料理の時など、日常においてガス給湯器は毎日のように使用する生活に必要不可欠な機器です。
しかし、急な停止によって使えなくなってしまうこともあり、いざというときにどのように対応すればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、給湯器が急に停止してしまう原因や、その対処法及び、復旧時の注意点などを解説していきます。
地震によって停止する可能性や地震後の給湯器復旧方法も併せて紹介していくので、給湯器の故障で悩んでいる方は、ぜひ参考までにご覧ください!

1.給湯器が停止している原因と対処法

給湯器が停止といっても、様々な症状があり、具体的にはリモコンの電源が付いていない、水が出ない、お湯が出ないなどの不具合が考えられます。
それぞれの原因によって対処法に違いがあるので、以下の項目に当てはまることがないかをチェックしましょう。

【リモコンの電源が入っていない】

給湯器が停止してしまったときには、まずはリモコンに電源が入っているのかを確認しましょう。
電源が入っていなければ給湯器は使用できませんリモコンの電源が入らない原因や対処法は以下の通りです。

電源がオフになっている

単純にリモコンの電源がオフになっている場合は、水が温まらないので故障だと勘違いしてしまいます。
電源がオフになっていることが原因なのであれば、電源を付けるだけで問題は解決できるため、電源を入れ直した後に給湯器が正常に作動するか確認してみましょう。

コンセントが抜けている

電源コンセントが抜けている場合も給湯器が停止してしまいます。
給湯器のコンセントは、家の中ではなく屋外に設置されているケースが多く、そのため、何らかの理由によって抜けてしまっていても気づきにくいです。
この場合は、コンセントを差し込んでから動作確認を行うとともに、コンセントが抜けた原因を探ることも大切です。
正常であれば簡単に抜けないようにねじって差し込むタイプの使用が一般的ですが、ねじらずに差し込んであればすぐに抜けてしまいます。
そのため、説明書を見ながら正しく差し込まれているか確認するようにしましょう。
また、子どもがいる場合は勝手に抜いてしまったり、動物がいたずらをしたりしてコンセントが抜けている可能性もあります。
カバーや鍵の付いたコンセントに取り換えることも可能なので、上記のような原因が考えられた時には、ぜひ参考までに試してみてください!

落雷が原因

落雷が発生して給湯器の安全装置が作動して電源が落とされてしまっていることも考えられます。
近くで雷の音がした場合は、落雷が発生していることが多く、給湯器に影響を与えかねませんので、この場合は、下記の方法で給湯器をリセットしてみましょう。

①給湯器のコンセントを抜く。
②10秒ほど経過してから再度コンセントを差し込む。
③給湯器のリモコンの電源を落とす。
④少し放置してから再度電源を入れる。

上記の手順で作動すれば問題ありませんが、落雷の場合は給湯器の内部で電装基盤が破損しているといった不具合が発生している可能性もあります。
この場合は修理が必要なので、上記の方法を試しても解決しない時には、専門の業者に相談しましょう。

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ブレーカーが落ちている

リモコンの電源が付いていない場合、ブレーカーが落ちている可能性もあります。
ガス給湯器なのでブレーカーは関係ないのではと考える方もいますが、ガス給湯器でも電気を使用するため、ブレーカーが落ちれば機能が使えなくなるため注意が必要です。
ブレーカーが落ちる原因の1つに「契約アンペア数を超えている」という点が当てはまります。
家庭ごとにアンペア数は異なり、10A~60Aが基準です。
しかし、電気を使いすぎて契約したアンペア数を超過してしまうとブレーカーが落ちるため給湯器の電源も落ちてしまいます。
自宅のアンペア数を確認し、余裕がない場合はアンペア数の変更を検討してください。
また、「漏電」もブレーカーが落ちる原因の一つで、ケーブルや給湯器に問題が起きている可能性もあるので、使用を中止して早めに業者に相談しましょう。

リモコンの不具合

リモコンの電源が付かない原因として、リモコン本体の不具合といったトラブルも考えられます。
長年使用している給湯器であれば、配線の内部で腐食が発生している可能性もあり、接続端子が絶縁する恐れがあるため非常に危険です。
また、リモコン本体の電子基板も劣化によって故障するケースがあります。
古い給湯器が停止した場合には不具合が発生している可能性を考え、専門の業者に調査を依頼することをオススメします。
これらが原因の場合、お客様ご自身で分解して修理しようとすると怪我のリスクがあるため避けましょう。

【リモコンの液晶パネルが付いていない】

給湯器が停止してリモコンの電源が付いているにも関わらず、液晶パネルが付かない場合も様々な要因があります。

節電モードに設定している

近年の給湯器には節電モードが搭載されているものも多く、使用しない時の電力消費を抑え、一定時間操作をしないと自動で液晶パネルがオフになることもあります。
リモコンのスイッチを入れたり機能を使用したりすれば、液晶パネルが点灯するため問題なく使えますので、ご安心ください。
ただし、節電モードのないリモコンの液晶が付かない場合や、モードを確認しても設定されていない場合は、故障している可能性が考えられますので修理を検討してください。

リモコンの不具合

給湯器のリモコンが不具合を起こしている場合にも液晶パネルが付かないケースがあります。
スイッチを押す他にも、電源を入れ直しても正常に使用できない場合には、業者に修理や交換を依頼する必要があるため、日程を調整しておきましょう。

【水やお湯が出ない】

給湯器を使用し、水やお湯が出ないといった症状が起こるケースもあります。
お湯が出ないとなればお風呂にも入れなくなってしまうので、早めの対処が必要です。
給湯器本体の電源が入らない場合の要因を見ていきましょう。

ガス供給がストップしている

給湯器の電源が入らない要因の1つにガス供給のストップが挙げられます。
その場合には、ガスメーターを確認して、液晶画面に「ガス止め」の表示がないか確認してみてください。
また、ガスメーターの上部にある赤いランプが点滅している場合もガスの供給がストップしている証です。
ガスの供給がが止まる際には、あらかじめガス会社から案内がありますので、ポストや郵便受けに便りが来ていないか確認しましょう。
供給が止められていないにもかかわらず、電源が入らないという場合には、元栓が原因の可能性が高まります。
ガスコンロを確認し、点火しない場合には元栓が閉まっている可能性もあるので、チェックしてみてください。

その他の原因としてプロパンガスを使用している場合は、ガス切れが原因で供給が停止する可能性もあります。
ガスを使用する頻度が高くなれば交換のタイミングが来る前にガス切れが起こる可能性もあるので、プロパンガスの供給が止まった際には点検を依頼しましょう。

水の供給がストップしている

水の供給が止められている場合も給湯器本体の電源が付かなくなってしまいます。
1つ目の要因は給水バルブです。
給湯器本体には、水を供給するためにバルブが付いており、給湯器を新しくした時や引越しをしたばかりであれば、給水バルブがしまった状態のままになっていることもあるので、開くことによって使用が可能になります。
それでも改善しない場合には、止水栓が開いているかも確認しましょう。

水圧が低い

給湯器は、点火に必要な水量が設定されているため、水圧が低いと機能が使えなくなる可能性があります。
蛇口やシャワーを絞り過ぎてしまうと、水圧が低下して給湯器が付かないケースもあるため、蛇口を全開にして給湯器の電源が付くか確認してみてください。
また、給湯器本体の水抜き栓フィルターに異物が詰まると水圧の低下を招くので、定期的にフィルターをチェックしてゴミやサビといった異物がないか確認し、取り除くようにしましょう。

2.地震が原因で給湯器が停止するケースもある

給湯器が停止する要因として「地震」も挙げられます。
震度5相当の揺れを感知した際に、ガス漏れや油漏れ、火災を防ぐための安全装置としてガスを遮断します。
そのため、地震後に給湯器が作動しない際には、安全装置が作動している可能性も考えましょう。
安全装置は、地震だけではなく様々な要因でも作動するケースがあります。

・ガス圧の低下
・ゴム管の外れ
・ガス漏れを検知
・継続使用の急増
・外部からの強い衝撃

地震が発生していないにも関わらず、ガスの供給がストップした場合には上記の要因が考えられます。
ご自身で確認しても、原因がわからない場合は、業者に依頼をして点検を依頼しましょう。

3.地震後の復旧方法

地震が発生した後に、給湯器を復旧させる方法は以下の通りです。

①ガスメーターを復帰させる

安全装置が作動してガスメーターが遮断されている時には、設定を解除しなければいけません。
キッチンのガスコンロや給湯器本体のガス栓を閉め、ガスメーターの復帰ボタンを押してください。
少しの間ボタンを長押しして、ランプの点滅や、エラー表示が消えたのが確認出来たら、忘れずにガス栓を開けましょう。

②リモコンと本体の基盤をリセットする

ガスの復旧が終了したらメーカーの説明書を確認して手順に沿ってリモコンのリセットを行いましょう。
基本的には、リモコンの電源を一度切って再度入れ直すだけでリセットできます。
給湯器本体のリセットは、コンセントを抜いて時間を置き、再度差し込むだけ完了です。

上記の作業を実施してもエラーが消えない場合やランプが付いたままであれば、給湯器が故障している可能性があります。
点検を実施後、修理や交換を検討しましょう。

4. 給湯器の復旧時に注意すべき点とは

大きな地震が発生すれば、火災や建物の崩壊など、被害発生の危険性があり、ガス漏れや水道管の損傷など、二次災害が発生する可能性もあるので注意してください。
復旧を急げば思わぬ事故を起こす危険性もあるため、落ち着いて安全を確保してから行動することが何よりも大切です。
給湯器の復旧時に注意すべき点は以下の通りです。

情報を収集する

地震発生後、すぐに復旧しようと急ぐ方もいますが、まずは情報収集が大切です。
電気やネット、電話といったライフラインを使用できるか確認し、いつでも避難できるように情報収集を行い、避難先へ行く準備を整えましょう。
国土交通省では防災ポータルサイトを立ち上げているので、情報収集にも役立ちます。

明かりを確保する

地震発生し、給湯器が正常に動作するか気になる方は多いはずです。
しかし、地震発生時には停電の危険性だけでなく、給湯器付近に物が散乱している可能性もあります。
夜間であれば、手元や足元が暗く見えにくくなるため、転倒の危険性や物にぶつかってしまう恐れがあるため、怪我のリスクを軽減するためにも明かりの確保が大切です。
どうしても、状態を確認しなければと思われる場合には、懐中電灯やスマホのライトを使いながら操作を行いましょう。

ガス漏れがないか確認する

地震によってガス漏れが発生していないか確認することも重要です。
万が一、ガス漏れを起こしていたら爆発や火災といった二次被害を引き起こしかねませんので給湯器を確認し、ガスの臭いやシューといった音がしないかチェックしてください。
異臭や異音があれば、すぐに窓を開けて換気を行う必要があります。
ガスが漏れている状態で給湯器を付ければ大きな事故につながるリスクがありますので、必ず現状を確認し、異常があればすぐにガス事業者に問い合わせましょう。

5.まとめ

給湯器が停止してしまう原因は様々ですが、原因さえわかれば適切な対処が可能です。
この記事で紹介した原因や対処方法を参考に、万が一停止してしまったときでも焦らずに行動しましょう。
また、対処法を試しても給湯器が動かない場合には、個人での対処は難しいことも多いので、早めに業者に依頼をして点検や修理、交換などを行うことをオススメします。
さらに、地震によって給湯器が停止した場合は、ガス漏れを起こし、爆発や火災に繋がる危険性もあるので、すぐに業者に依頼をして対処するようにしましょう。

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