三菱電機は、エアコンや冷蔵庫などで知られている、電化製品の有名メーカーです。
そんな三菱ですが、実はエコキュートも販売しており、三菱独自の先進技術で製造されている、人気のメーカーです。
モデルやタンクの容量も複数あり、家庭に合わせた製品を選ぶことができますが、何を基準に選べば良いのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、三菱のエコキュートのモデル別製品の特徴を紹介します。
三菱エコキュートを選ぶ時のコツも紹介するので、選ぶ際に参考にしてみてください。
Table of Contents
1.三菱のエコキュートの製品モデルとタンク容量
三菱のエコキュートには、複数の製品モデルがあります。
どのようなモデルがあるのか、紹介していきます。
【三菱プレミアム Pシリーズ】
三菱プレミアム Pシリーズは、三菱エコキュートの機能が全て搭載されているシリーズです。
「こだわりの先進仕様」で、高効率でお湯を上手に沸かすことができます。
機能としては、「フルオートW追いだき」「ホットあわー」「キラリユキープPLUS」「バブルおそうじ」「おそうじ湯はリンク」「ホットリターン」「ハイパワー給湯」などが搭載されています。
また、スマートリモコンや安心設計、電力自由化対応、省エネ制御、あったかリンク、MyMU、太陽光発電システムとかんたんに連携も可能です。
一般地向けと寒冷地向けがあり、タンクの容量は370L、460L、550Lがあります。
【充実機能ハイグレード Sシリーズ】
ハイグレード Sシリーズも、機能が充実しているモデルです。
「こだわりの先進仕様」や「給湯スタイル」、「キラリユキープPLUS」、「バブルおそうじ」「おそうじ湯はリンク」「ハイパワー給湯」などが搭載されています。
全ての機能が搭載されている訳ではありませんが、主要の機能がたくさん搭載されているのが特徴です。
Pシリーズ同様に、スマートリモコン、安心設計、電力自由化対応、省エネ制御、あったかリンク、MyMU、太陽光発電システムとかんたんに連携もできます。
一般地向けと寒冷地向けがあり、タンクの容量は180L、360L、430L、460L、550Lと複数から選べます。
【ZEH(ゼッチ)住宅向け EXシリーズ】
EXシリーズは、ZEH(ゼッチ)住宅向けのモデルです。
ZEH住宅とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を略した名称です。
使用するエネルギーと、太陽光発電で創るエネルギーを合わせて、1年間でプラスマイナスゼロ以下にする家のことを指します。
EXシリーズは、太陽光で発電されたエネルギーを利用して、エコキュートを稼働させることができます。
機能としては、「こだわりの先進仕様」「給湯スタイル」「おそうじ湯はリンク」「ハイパワー給湯」があります。
また、スマートリモコン、安心設計、電力自由化対応、省エネ制御、あったかリンク、MyMU、太陽光発電システムとかんたんに連携も可能です。
このEXシリーズのみは、寒冷地仕様のモデルはありませんので、注意が必要です。
タンクの容量は、300L、370L、460Lの3種類から、お選びいただけます。
【シンプルベーシック Aシリーズ】
シンプルベーシック Aシリーズは、シンプルな機能のみ搭載されている最もベーシックモデルです。
先進仕様でフルオートW追いだき、エコオート、給湯専用のシンプルな機能が搭載されています。
スマートリモコン、安心設計、電力自由化対応、省エネ制御、あったかリンク、MyMU、太陽光発電システムとかんたんに連携もでき、一般地向けと寒冷地仕様があります。
タンクの容量は180L、300L、370L、430L、460L、550Lから選ぶことが可能です。
【省スペース】
省スペースな敷地にも置くことができる、コンパクトなエコキュートも種類があります。
コンパクト エコキュート Sシリーズ
コンパクト エコキュートのSシリーズは、給水配管専用止水栓が付いた小型のモデルです。
小型ながらもエコキュートなので、都市ガス給湯器の約4割の光熱費を抑えられます。
耐震クラスSにも対応しており、高圧力型で3階にあるシャワーでも、変わらない水圧を保つことができます。
エコキュート ライト Aシリーズ
エコキュート ライト Aシリーズは、アパートやマンションでも使えるモデルです。
メーターボックスに収まる薄型で小型の貯湯ユニットになっており、ベランダにヒートポンプユニットを設置できます。
本体が水漏れしてしまった時のためのエマージェンシーストップ機能が搭載されています。
また、戸建ての狭小地への設置も可能です。
設置面積が一般的なモデルの半分のスペースで済むため、置きにくい場所や狭い場所、デッドスペースにも置けます。
薄型タイプ Sシリーズ
薄型タイプ Sシリーズは、機能が充実したハイグレード Sシリーズの薄型タイプです。
機能性はそのままに、薄型なのでスリムに設置でき、370Lと430Lのタンク容量から選べます。
薄型タイプ Aシリーズ
薄型タイプ Aシリーズは、シンプルベーシック Aシリーズの薄型タイプです。
必要最低限の機能が備わっており、狭いスペースにも設置することができるように薄型仕様になっています。
薄型モデルのタンク容量は、370Lと430Lです。
2.三菱エコキュートの特徴
三菱エコキュートは、ほとんどのモデルがこの先進仕様となっており、高効率でお湯を沸かすことができます。
先進仕様の秘密は、サーモジャケットタンクと4条ガスクーラー、ポキポキモータにあります。
サーモジャケットタンクは、断熱性能に優れている真空断熱材のVIPとウレタンが使われていることで、保温性能が高いのがポイントです。
2020年7月31日時点で、家庭用給湯器において初めてウレタンを含む断熱材を分割方式にしました。
素材を分別することにより、リサイクルしやすい環境にも配慮した製品づくりとなっています。
熱交換器の配管には、4条ガスクーラーを採用しています。
冷媒配管を4本ツイスト状に巻き付けており、クーラー内部はディンブル形状です。
ツイストを設けることで、配管同士の接触面積が増えて効率良く水を温められます。
また、三菱オリジナルのポキポキモータをヒートポンプユニットのコンプレッサーに採用しています。
コンパクトでも高密度にコイルが詰まっているので、高出力を出すことができるので、冷媒を高効率で温めてお湯を沸かせます。
3.三菱エコキュートの主な機能は?
ここからは、三菱エコキュートの主な機能をご紹介します。
給湯スタイル
フルオートW追いだき機能が搭載されている給湯スタイルは、フルオートで湯はり・保温・たし湯ができる機能です。
リモコンワンタッチでふろ自動を押すと、湯はり・保温ができます。
また、「マイルドモード」と「急速モード」の追いだき機能も搭載されており、急速モードでは、30℃から40℃までを約9分で温めなおしてくれます。
ホットあわー
ホットあわーは、微細なマイクロバブルで全身を細かい泡が包み込んでくれる機能です。
入浴時には、心地よい「ほんのりあたため運転」で、リラックスしながら快適なバスタイムを過ごせます。
通常の入浴よりも、肌水分量が約1.6倍もアップするので、マイクロバブルに入浴するたびに、みずみずしくうるおいのある肌が叶います。
入浴剤を使用する際も、マイクロバブルの力により、入浴剤の香りが広がりやすいです。
また、入浴後の湯冷めがしにくいのもホットあわーの特徴です。
通常の入浴よりも湯冷めがしにくいので、ヒートショック予防もできます。
キラリユキープPLUS
キラリユキープPLUSは、お湯をきれいにしてくれるこだわりの機能です。
深紫外線の力で、湯はり後にきれいなお湯をキープして菌の増殖を防いでくれます。
入浴前にキラリユ入浴を押すことで、除菌してからお風呂に入れるので、きれいなお湯に入浴出来ます。
また、入浴後のお湯を洗濯に使用したい場合にも有効で、洗濯前にお湯を除菌して、残り湯をきれいな状態にして洗濯に再利用できます。
残り湯を使用した時に発生しやすい、お湯の臭いやにごりを抑えることも可能です。
バブルおそうじ
バブルおそうじは、栓を抜くと自動でお風呂の配管を洗浄できる機能です。
マイクロバブルの力で配管を洗浄するので、洗浄剤が不要なうえに、水で洗うだけよりも、配管に付着した汚れをきれいに落としてくれます。
おそうじ湯はリンク
おそうじ湯はリンクは、浴槽の掃除~湯はりまでを自動で行ってくれるシステムです。
リモコンで「ふろ自動」を押すと、自動で浴槽を洗浄して栓を閉め、湯はりを行ってくれます。
ホットりたーん
ホットりたーんは、温かい残り湯の「熱」だけをタンクに戻して、エネルギーを節約できる画期的な機能です。
最後に入浴した人がこの機能を使用することで、お風呂の残った熱を回収できます。
ハイパワー給湯
ハイパワー給湯は、冬でも3階でも同時使用でも水圧が落ちずに使える機能です。
キッチンとお風呂で同時にお湯を出す時や、寒い時期や3階での使用時に水圧が落ちる給湯もありますが、この機能があれば水圧が変わりにくく快適にシャワーを使えます。
また、通常の湯はりより25%ほど早く湯はりができる「お急ぎ湯はり」も可能で、約4分ほど、早く湯はりができ、急いでいる時に便利です。
4.三菱エコキュートを選ぶ時のコツ
三菱エコキュートを選ぶ時のポイントを紹介します。
選ぶ際に、ぜひ参考にしながら選んでみてください。
設置スペースに合わせて選ぶ
三菱エコキュートを選ぶ際は、設置スペースに合わせてモデルを選びましょう。
マンションやアパートに設置する場合は、エコキュート ライト Aシリーズを選ぶことでメーターボックスとベランダに分けてスッキリ設置することができます。
土地が狭い場合や置くスペースが限られている場合には、コンパクトタイプの薄型モデルを選ぶことをオススメします。
環境に合わせて選ぶ
三菱エコキュートには、一般地向けと寒冷地向けのモデルがあります。
雪が積もらない地域や比較的暖かい地域では、一般地向けのモデルでも問題ありませんが、寒い地域や雪が降る地域では、寒冷地向けのモデルを選びましょう。
理由としては、一般地仕様のモデルだと気温がマイナス10℃を下回ると、機能が充分に働かなくなってしまいます。
また、ヒートポンプユニットの故障の恐れもあります。
その天、寒冷地仕様のモデルなら、寒さで配管内部が凍結しにくいので、安心して利用することができるでしょう。
機能性を比較して選ぶ
三菱エコキュートは、モデルによって搭載されている機能が違いますので、どの機能が必要なのかを比較して選ぶことをオススメします。
シンプルな機能で充分ならベーシック Aシリーズ、機能が充実しているモデルがほしいならハイグレード Sシリーズを選びましょう。
全ての機能がほしい場合には、三菱プレミアム Pシリーズ一択です!
ZEH住宅はZEH住宅向けのモデルを選ぶ
三菱エコキュートには、ZEH住宅向けのモデルがあります。
三菱エコキュートの機能には、「太陽光発電システムとかんたんに連携」ができる機能が搭載されています。
連携することで、天気予報と太陽光発電を活用しながらエコキュートを仕様可能です。
スマホと連携させて、天気が晴れで発電量が多い日には太陽光発電を使用して運転を行ってくれます。
雨で発電量が少ない日は、電気料金が安くなる夜間に電気を使って沸き上げをします。
従来は全て夜間の電力で沸き上げを行いますが、この連携をすることで太陽光発電によって電気を賄えられるので、電気代を安くすることができます。
使用人数に配慮して容量を選ぶ
三菱エコキュートを選ぶ時のコツは、使用人数に配慮して容量を選ぶことも重要です。
1人もしくは2人暮らしの人は、180Lのタンク容量が向いており、1番少ない容量のタンクで、1~2人用になっています。
3人暮らしの場合には、300Lか370Lがオススメで、余裕がほしい場合には、370Lを選ぶと来客時でも安心して使いやすいです。
4~5人暮らしの場合には、430Lもしくは460L、550Lが適しています。
来客が多い場合やシャワーやお風呂の回数が多い場合には、大きめの容量を選びましょう。
6~7人暮らしの場合には、1番大きい容量の550Lが推奨されています。
これらは全て目安の容量なので、使用人数と使い方や来客の頻度や人数に合わせて検討してみましょう。
5.まとめ
三菱エコキュートは、高効率でお湯を沸かせる先進仕様の技術が搭載されている給湯器です。
全ての機能が搭載されているモデル、主要の機能が搭載されているモデル、シンプルな機能のみのモデルがあるので、予算や好みに合わせてモデルを選ぶことができます。
コンパクト仕様のものやZEH住宅仕様のもの、寒冷地仕様のモデルもあるので、環境に合わせて選べるのもポイントです。
タンクの容量も豊富なラインナップから選べるので、三菱エコキュートを選ぶ際は、使用人数や使い方を考慮して容量を選ぶと失敗を避けることができるでしょう。
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