よく耳にするコロナというメーカーは、実は世界で初めて家庭用にエコキュートを発売したメーカーなのです。
給湯器をはじめとした住宅設備メーカーとしての知名度やシェア率が非常に高く、コロナのエコキュートの導入を検討している方も多いでしょう。
エコキュートを導入するにあたって、購入しようとしている商品の特徴を知っておくことが大切です。
そこで今回はコロナのエコキュートの特徴や価格相場、オススメなモデル、コロナのエコキュートを使用する際に注意点などについて紹介します。
エコキュート選びのポイントも解説しているので、導入の参考にしてください。
Table of Contents
1.コロナのエコキュートの特徴とは?
コロナは多機能で高性能なエコキュートを提供しており、高い評価を得ています。
まずは、コロナエコキュートの魅力的な特徴を見ていきましょう。
・効率の良い給湯システムでムダを省ける
コロナは、ES制御という省エネ技術によって高効率な給湯システムを実現しています。
ヒートポンプユニットに搭載する高効率スクロールコンプレッサーによって、効率よくお湯を沸かすことが可能です。
貯湯タンクユニットには発泡性耐熱AS系樹脂製の特殊成型断熱材を採用し、お湯の保温性を高めています。
一部のモデルでは貯湯タンクユニットに真空断熱素材を採用し、さらに保温性能を高めているものもあります。
7つのサーミスタ(温度センサー)で細かく温度管理しており、これは2023年12月時点ではコロナだけで使われているシステムです。
また、省エネ給湯回路を導入し、約30~50℃の中温湯を無駄なく使い切ることができる仕組みとなっており、マルチサークル追いだきという独自の追い焚き技術で、ヒーターを使わずに追い焚きすることが可能です。
・耐久性や綺麗さにこだわっている
コロナのエコキュートは、貯湯ユニット内の配管にステンレスを採用しています。
以前は銅管を採用していましたが、ステンレスに変更することで耐久性と耐腐食性が向上し、長きにわたって安心してエコキュートが使えるようになりました。
貯湯ユニットの表面には汚れんコートという加工を施しており、親水性を高めることで汚れや雨筋が付着しにくくなっているため、汚れが付いている時も拭き掃除で簡単に汚れを落とすことが可能です。
また、自動配管洗浄機能を搭載しており、お風呂のお湯を排水するだけで配管が洗浄されるので、清潔を保つことができます。
・環境に配慮した設計がされている
コロナは設置する環境に配慮してエコキュートを設計しています。
冬季は運転音が少し大きくなりますが、それでも図書館の中と同じぐらいの低騒音設計になっています。
また、タンクのお湯を使い、少ないエネルギーで配管を温める設計となっているので、冬季に配管が凍結する心配がありません。
さらに、必要に応じて、他の配管部分に凍結防止ヒーターの設置を行うこともできます。
2.コロナのエコキュートの価格相場
コロナのエコキュートの価格相場は、30~50万円程度です。
本体価格はモデル・グレードによって異なるため、多機能・高性能なモデルほど高くなり、100万円越えの商品もあるので注意してください。
また、本体価格に加えてエコキュートを取り付けるための工事費用がかかり、設置場所や工事内容にもよりますが、工事費用の相場は15~30万円程度です。
そのため、総額45~80万円ほどかかることになります。
お安く交換するためにも、エコキュートを導入する際は施工業者の保証があるかどうか、また国や自治体の補助金・助成金を利用できるか確認するようにしましょう。
3. コロナのオススメエコキュートモデル3選
コロナでは、多様なエコキュートモデルを販売しております。
この章では、2025年1月時点で販売されているオススメモデルを3つ紹介します。
・プレミアムエコキュート
年間給湯保温効率4.0を達成しており、快適に給湯システムを使える機能が搭載されるモデルです。
フルオートモデルなので、お湯張りからお湯足しまで全て自動で行うことができ、最高260kPaの高圧パワフル給湯に対応しているので、安定した水圧でシャワーを使えます。
人感センサーによって浴室の入退室を台所のリモコンに通知したり、長湯を通知したりする入浴サポート機能も充実しています。
貯湯タンクの容量は、370L(3~5人向け)と460L(4~7人向け)の2種類です。
・ハイグレードタイプ
お湯張りからお湯足しまで自動でできるフルオートタイプのエコキュートです。
便利な機能・性能を有しながらも、プレミアムエコキュートよりも価格を抑えて導入できます。
音声モニターで浴室の様子を確認できたり、入浴する人の好みに合わせて高温のお湯を追加して温度調整ができたり、入浴をサポートする機能を利用することが可能です。
貯湯タンクの容量は、370L(3~5人向け)と460L(4~7人向け)の2種類です。
高圧力パワフル給湯に対応した機種や水漏れ時に給水をストップするエマージェンシーストップ機能付きの機種など、複数のラインナップがあります。
・スタンダードタイプ
スタンダードタイプは、設定した湯量・温度でお湯張りができるオートタイプと蛇口から主導で給湯する給湯専用の2種類で展開しています。
フルオートタイプと比べて機能が少し劣りますが、省エネ性に優れた給湯器をリーズナブルな価格で導入したい人や基本的な機能だけがあればOKという人にオススメです。
オートタイプの貯湯タンクの容量は、370L(3~5人向け)と460L(4~7人向け)の2種類です。
給湯専用の貯湯タンクの容量は、300L(2~4人向け)、370L(3~5人向け)、460L(4~7人向け)の3種類になります。
給湯専用に限定されますが、塩害地向けの機種も選ぶこともできます。
4.コロナのエコキュートを導入する際の注意点
高性能なコロナのエコキュートですが、導入や使用する際に注意したいことがあります。
その注意点は以下のとおりです。
・搭載する機能がシリーズやモデルで異なる
エコキュートのシリーズ・モデルによって、搭載している機能が異なります。
例えば、貯湯タンクユニットに真空断熱素材を採用しているのは、プレミアムエコキュートのみです。
また、フルオートタイプに対応しているのは、プレミアムエコキュートやハイグレードタイプといったグレードが高いモデルとなっています。
このように機種ごとに機能が異なるため、我が家に欲しい機能が搭載されているのかを事前に確認しましょう。
・入浴剤の使用に注意する
一部のモデルでは入浴剤を使用できますが、使用できるものが限定されています。
公式で使用可能とされている入浴剤は以下のとおりです。
・バブ
・バスクリン
・きき湯
・バスロマン
・湯泡
上記の商品であっても炭酸ガスで発泡させる入浴剤、にごりタイプ、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤は使用できません。
使用するとエコキュートが壊れる原因となるので、使用が認められた入浴剤以外は使わないようにしてください。
・定期的にメンテナンスをする
コロナのエコキュートを長く使い続けるためには、定期的にメンテナンスをすることが大切です。
機種によっては自動で配管洗浄をする機能が備わっていますが、使用状況によっては専用洗浄剤を使って洗浄する必要があります。
定期的に洗浄剤を使って配管を掃除すれば、菌の繁殖の原因となる汚れやぬめりをすっきり落とすことができます。
もちろん、市販の洗浄剤でも問題ありませんが、可能であれば純正品を使いましょう。
・部品によって保証期間が異なる
エコキュートを導入するにあたって、コロナのメーカー保証を確認してください。
保証期間はエコキュートの部品ごとに異なり、本体は2年、冷媒回路(配管や熱交換器など)は3年間、タンクは5年間となっています。
有償の延長修理保証契約制度に加入すれば、保証期間を5年・8年・10年のいずれかに延長することが可能です。
保証料は、以下のとおりです。
5年 11,880円
8年 25,520円
10年 31,130円
保証料や補償内容は変更される可能性があるので、コロナのホームページで最新の情報を確認して見てください。
また、エコキュートの設置を依頼する施工業者が独自に補償を用意していることがあるので、そちらも確認しておきましょう。
5.我が家に合ったエコキュート選びのポイント
コロナのエコキュートを導入するにあたって、家庭に適した機種を選ぶことが大切です。
合わない機種を選ぶと湯量が足りない、設置するスペースが足りないなどの問題が生じるかもしれません。
この章では、エコキュートを選ぶ際のポイントを解説させていただきます。
・給湯タイプを選ぶ
エコキュートには、フルオート・オートタイプ・給湯専用の3つの給湯タイプがあるので、一番初めにどのタイプのエコキュートが欲しいのか決めましょう。
フルオートは自動でお湯張りとたし湯ができ、追い焚きにも対応しているのが特徴です。
オートタイプの場合お湯張りは自動ですが、たし湯は手動となるのがフルオートとの違いです。
給湯専用はお湯張りとたし湯が自動で、追い焚きには対応しておらず、蛇口をひねってお湯張りやたし湯などを行う必要があり、利便性に欠けますが、安価で導入できます。
どの給湯タイプを選ぶかによって利便性が変わるほか、価格も変わってくるので慎重に選びましょう。
・設置スペースの広さに合うサイズを選ぶ
エコキュートには薄型やコンパクトサイズといった狭小スペース向けのモデルがあります。
設置するスペースの広さによっては、狭小スペース向けのモデルを検討しなければなりません。
まずは設置するスペースの広さを確認し、エコキュートのサイズも確認してください。
コロナでは、薄型タイプや省スペース・スリムタイプ、エコキュートライトといったコンパクトなモデルを用意しています。
いずれもフルオートに対応していますが、貯湯タンクの容量が異なるので注意してください。
・家族の人数や使用状況に合わせてタンク容量を選ぶ
貯湯タンクの容量は家族の人数やお湯の使用量に合わせて選ぶことがポイントです。
大人数の家庭やお湯をよく使う家庭の場合、容量が少ない機種を選ぶとお湯が不足してしまう可能性があります。
お湯切れが起きたら水を貯めて沸き上げを行う必要があり、余計な電力がかかってしまうため、家族構成や使用状況に合わせて適切な容量を選択しましょう。
コロナの場合、基本的に370Lと460Lのタンクを用意しており、一部モデルでは185L や300L、320Lに対応しています。
370Lは3~5人、460Lは4~7人が目安なので、3人以下の家庭であれば185L ・300L・320Lの容量が選択肢になりますが、お湯切れを懸念する際は370Lを検討しましょう。
・環境に合った機種を選ぶ
設置する環境に適した機種を選ぶことも大切です。
エコキュートは、一般地向け・寒冷地向け・塩害地向けの3種類に分けられます。
一般地向けは最低気温-10℃までの地域に適しており、この気温以下の地域で使うと冬季に凍結が発生しやすくなる可能性があります。
寒冷地向けは最低気温-25℃までの地域に対応しているので、気温が低くなりやすい地域でも凍結のリスクが低く、安心してお湯を使うことができます。
さらに、海岸線に近いと塩害によってエコキュートが錆びて腐食する恐れがあるので、防錆・耐腐食加工を施した塩害地向けの商品が適しています。
海岸線から300m以内、または塩分を含む水・風が当たりやすい場所に設置する際は塩害地向けの機種を選ぶようにしましょう。
コロナの場合、薄型・エコキュートライト・集合住宅向け・おひさまエコキュート・ネオエコキュート以外は寒冷地向けの機種があります。
ただし、塩害地向けのエコキュートはスタンダードタイプの給湯専用、集合住宅のみとなっているので注意するようにしましょう。
・搭載する機能を確認する
エコキュートのグレードによって搭載する機能が異なります。
そのため、ご自身の欲しい機能がエコキュートに備わっているかどうかをチェックしましょう。
コロナであれば、260kPaの高圧パワフル給湯や音声モニターやふろ自動一時停止などの入浴サポートといった機能があります。
フルオートタイプではほとんどの機能が使えますが、高圧パワフル給湯に対応していないモデルもあります。
また、スタンダードタイプは給湯タイプがオートとなるため、入浴サポートやふろ呂配管洗浄など一部機能が備わっていません。
グレードが高くなると価格も高くなるため、どんな機能・性能を優先したいのか決めた上で機種を選びましょう。
6.まとめ
コロナは独自技術を用いた耐久性や機能性、省エネ性に優れたエコキュートを販売しています。
国内でのシェアも多く、交換後も安心してエコキュートを使うことができるでしょう。
特に入浴をサポートしてくれる機能は、入浴中の快適性や安全性を高めてくれるので、小さな子どもがいる家庭にオススメです。
ラインナップが豊富なので、ホームページやカタログなどをチェックして我が家に合ったエコキュートを探してみてください。
エコキュートは日々の生活の中で必ず必要なものであり、経年によって劣化が生じるため、大切なマイホームのメンテナンスはとても重要です。
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