エコキュートを使用している場合、定期的なメンテナンスが必要となってきます。
しかしエコキュートのメンテナンスは、一体どれくらいの頻度で行うべきなのでしょうか?
今回は、エコキュートの故障の原因からメンテナンス方法、必要性について解説します。
定期点検はどれくらいの頻度でやれば良いのかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの故障パターン

まずはエコキュートが正常に作動しなくなる理由を確認していきましょう。エコキュートには主な故障として大きく分けて3つのパターンが存在します。

初期故障

初期故障とはエコキュートを設置して時間も経っていないのに起きてしまう故障のことで、初期不良や設置の際のミスによって発生します。その場合は業者やメーカーに連絡することで、ほとんどの業者は無償で対応してくれます。

偶発故障

偶発故障というのは本体を設置する際に起きていた不具合が経年と共に徐々に表れ、故障となってしまうことを指します。
また、この偶発故障は欠陥がゆっくりと表われてくるため、保証期間を過ぎてしまっている場合が多くなってしまいます。
わずかな不具合であれ違和感がある時には、早めに疑い、業者などに保証期間内で見てもらうと良いでしょう。

摩擦故障

故障原因として最も多いのが、摩耗故障です。長く使用し続けることによって、内部の部品などが摩耗し、最終的に故障となります。
エコキュートの寿命は機種や使用回数などによっても異なってくるものの、10~15年程が目安とされています。

普通に使用している分には上記3つの故障が考えられますが、エコキュートの寿命を縮めてしまう原因として、適切な扱い方ができていないケースもあります。
例えばお風呂に入る際に、癒しのために入浴剤を使ったものの、その入浴剤が設備に合っていないと余計な負荷がかかります。
また、機械の移動での揺れや、物がぶつかった時の衝撃も破損や故障の原因ともなります。エコキュートも繊細で複雑な機械になるため、丁寧に扱うことを心がけましょう。

エコキュート各部位のメンテナンス頻度

前述した3つの故障は定期的なメンテナンスによって、故障を防いだり、いち早く違和感を察知したりすることもできます。
少しでも長く使用できるよう、常に気を配ることは大切です。
「メンテナンスをするにしてもどれくらいの頻度でやればいいの?」という人に向けて、部位ごとの適切な頻度をご紹介します。

貯水タンクの水抜き

メンテナンスの中でも特に重要度の高いのは、貯水タンクの「水抜き」です。水抜きは年に2~3回の頻度で行いましょう。
長い年月が経過しているにもかかわらず水抜きをしていないと、水道水の不純物や汚れがタンクに溜まってしまうので注意が必要です。
エコキュートの水抜きは1回あたりの時間が長いので、生活の中での節目や、大掃除のタイミングなどで行うとメンテナンスもしやすくなります。

浴槽フィルターの掃除

浴槽のフィルター掃除は手軽に行えるため、お風呂掃除を行う際に毎回行うのが理想的です。
最低でも1週間に1回は掃除をしておきましょう。フィルターに汚れが溜まると、お風呂の水が清潔ではなくなってしまいます。

風呂配管の自動洗浄・内部洗浄

風呂配管の洗浄は、機種によっては自動で洗浄してくれるものもあります。自動洗浄はお風呂の使用後に毎回行うことで、最低限の清潔を保てます。
とは言え、自動洗浄であっても落とせる汚れには限界があるため、半年に1回程度手動で洗浄をするのも大切です。
清掃を怠ると配管やタンクの劣化にもつながり、水の清潔が保たれなくなります。

エコキュートのメンテナンスを行わないとどうなる?

エコキュートのメンテナンス・洗浄をしっかり定期的に行っていないとどのようなことが起きてしまうのでしょうか?
事前に確認し、実際にそのようなトラブルが起きないように注意しましょう。

お湯にゴミなどが混ざる

貯水タンクや配管の洗浄を怠ると、お風呂自体が綺麗であったとしても、新しく貯めたお湯にもかかわらずゴミが浮かぶなど、不衛生な状態になってしまいます。また、ゴミだけでなくお湯が変色してしまうこともあります。
ゴミや異物が出ている時はフィルターを綺麗にするだけでも改善される可能性が高いので、まずはフィルター掃除から始めてみてください。

異臭がする

エコキュートの部品に汚れが付着しているとお湯から異臭がし始めます。ゴミが混ざる原因と同様で、タンクや配管の汚れが原因となる場合が多いです。鼻につく臭いが強いと感じた場合はすぐに洗浄をしましょう。

消耗品が壊れる

メンテナンスを行っていないと、逃し弁やストレーナーが壊れやすくなってしまいます。消耗品であるため、壊れたとしても単体で交換可能ですが、そう何回も壊れてしまっては交換の度に費用もかかってしまいます。交換可能とはいえ、1回の交換で長く使用するためにも定期的な確認は必要となります。

余計な電気代・水道代がかかる

定期的にメンテナンスをしていないことによって、正常な状態が保てていないと、普段と変わらない稼働時間であってもいつも以上の電気代・水道代がかかってしまう場合があります。
フィルターの詰まりや水漏れなどが起こってしまうと、エコキュートが必要以上に稼働してしまい、費用がかさむのです。

メンテナンスを行わないことにより、前述のような症状が発生する確率は高くなります。
どれもが健康被害や余計な出費につながるものであり、日々のメンテナンスを行うだけで防げるものでもあります。
怠けることで体の健康が保てなくなってしまったり、余計なコストをかけてしまったりするなど、日常生活に不必要な負担がかかってしまわないようにすることが大切です。

メンテナンスを業者に依頼する

メンテナンスは個人でも行えるものの、どうしても難しい場合やメンテナンスをしたことがないから不安という場合は業者に依頼することも1つの方法です。
業者にメンテナンスをお願いすると、費用は約1~2万円程が相場となり、必要部品の交換をした場合は別途料金が発生します。
メンテナンスのたびに業者に依頼すると費用もかかるため、手順を見てできそうであれば次回からは自分で行うというのもおすすめです。

業者にメンテナンスを依頼するメリットとしては、個人で点検を行うよりも、専門的な部分まで見てもらえるというところです。
なかなか気付くことのできない細部までメンテナンスをしてもらえるので、普段業者に頼っていなくても定期的に相談してみましょう。

今回はエコキュートのメンテナンス頻度についてご紹介しました。
適切な頻度でメンテナンスを行っていれば、清潔なお風呂が長く楽しめます。お風呂はリラックスできる癒しの空間であり、毎日使用するものです。
そんな毎日の憩いの場所を快適に綺麗に使い続けられるようにエコキュートのメンテナンスはしっかりと行いましょう。
エコキュートの寿命を少しでも長くしたいのであれば、業者へ依頼するのが一番です。故障の原因となるミスが発生していないか、専門的に細部まで確認してもらえれば正確に状態・状況を判断してもらえます。メンテナンスに対して少しでも不安がある場合は一度チカラもち群馬店までご相談ください!

▼24時間受付中!簡単WEB相談はコチラ▼
無料相談・お見積もりはコチラ

▼写真をその場で撮影してすぐ相談できる!24時間受付中!簡単LINE相談▼
無料LINE相談はコチラ