エコキュートは電気でお湯を沸かすため、可燃性のガスに比べて安全性が高いと言われています。
また、光熱費もガス給湯器と比べると節約できます。
しかし、実際に使ってみないと本当にエコキュートが安くなるのかわからないものです。
そこで今回は、それぞれの仕組みの違いやメリット・デメリット、導入費用などについて解説していきます。
エコキュートの導入を考えている方は必見です。

エコキュートとガス給湯器の仕組みはどう違う?

まずは、エコキュートとガス給湯器の仕組みからみていきましょう。

エコキュートの仕組み

三菱 MITSUBISHI SRT-S375U エコキュート交換工事

エコキュートは、再生可能エネルギーを活用してお湯を沸かします。
待機中にある熱を上手く活用しています。
ヒートポンプ技術を使い、エネルギーを生み出しているのです。
エアコンにも同じ技術が使われているため、パナソニックやダイキン、日立、東芝などのエアコンを手掛けるメーカーが製造するケースが多く見られます。
エコキュートがお湯を沸かすのは電気代が安くなる夜間なので、経済的にもメリットがあります。

ガス給湯器の仕組み

ノーリツ GT-C2462SAWX-2BL ガス給湯器交換工事

ガス給湯器は、ガスを点火して金属のパイプを温め、お湯を作るという仕組みになっています。
ガスの量が多くなると配管の温度も上がるので、熱いお湯を出すことができます。
逆にガスの量を減らすと配管の温度も冷めていくため、お湯の温度も下がっていくのです。
この仕組みを採用しているのは「瞬間式」と呼ばれるタイプです。
ガス給湯器の多くは瞬間式を採用しており、基本的にはこの仕組みでお湯を沸かしています。

エコキュートとガス給湯器のメリット・デメリット

エコキュートとガス給湯器には、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。
導入を考えている場合に把握しておきたい部分なので、それぞれのメリット・デメリットを簡単にご紹介します。

エコキュートのメリット・デメリット

メリット

エコキュートのメリットには、光熱費を抑えられること非常時にタンク内のお湯を使えること環境に優しいことが挙げられます。
エコキュートは、電気でお湯を作るためガス代がかかりません。
また、電気代が安くなる夜間にお湯を作るので、電気代自体もそこまでかからないのです。
お湯を使う量や住んでいるエリアにもよりますが、ガス給湯器と比べるとコストは1/3~1/4程度に抑えられます。
エコキュートのタンク内にはお湯が溜まっているので、断水した時に使えるという点も大きなメリットです。
再生可能な待機中のエネルギーを有効活用しており、環境に優しいというメリットもエコキュートならではと言えるでしょう。

デメリット

エコキュートのデメリットには、
設置にかかる初期費用が高いこと夜間に運転音が気になる場合もあることお湯切れの可能性があることが挙げられます。
エコキュートを利用するには機器を設置しなければいけないのですが、そのための費用はガス給湯器と比べると高めです。
初期費用の高さを理由に躊躇してしまう方もいるでしょう。
また、エコキュートは夜間にお湯を作るため、運転音が気になることもあります。
近隣住民からクレームが来てしまう可能性もないとは言い切れません。
さらにエコキュートは、お湯切れの可能性があることも念頭に置いておく必要があります。

ガス給湯器のメリット・デメリット

メリット

ガス給湯器のメリットには、設置スペースが必要ないこと設置するためのコストがかからないこと省エネ性能が高いことが挙げられます。
瞬間式タイプが多いので機器を設置するスペースはほとんど必要ありません。
設置のコストもかからないので、コストをかけずに導入したい場合はエコキュートより魅力的だと感じられるでしょう。
ガスは燃焼性が高いことから、石油よりも効率的にお湯を沸かせます。
そのため、省エネ性能も高いです。

デメリット

ガス給湯器のデメリットには、光熱費が高くなってしまうこと災害時にお湯を出せなくなってしまうことが挙げられます。
ガス給湯器はプロパンガスを使用しているタイプだと、光熱費が高くなってしまいます。
燃料費が跳ね上がってしまい、家計に打撃を与えてしまうといったケースもあるでしょう。
また、瞬間的にお湯を沸かすので断水しているとお湯を沸かすことはできません。
そもそも水が使えないので当然です。
災害が起こった時に備えて浴槽に水を溜めておかなければいけないのは、ガス給湯器ならではのデメリットです。

以上のように、エコキュートとガス給湯器にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
メリットだけではなく、どのようなデメリットがあるのかも把握した上で、どちらが自分や家族のライフスタイルに合っているか考えるようにしましょう。

 

総合的に見て安く利用できるのはどっち?

エコキュートとガス給湯器にはそれぞれで異なるメリットとデメリットがあります。
さらに、コスト面ではどちらがお得になるか知りたい方もいるでしょう。
最後に、総合的に見て安く利用できるのはどちらなのか解説していきます。

エコキュートの場合

ダイキン DAIKIN EQ37WFV エコキュート交換工事

エコキュートは導入時に約50万~60万円かかります。それだけ見るとかなり大きな出費だと感じてしまうでしょう。
しかし、年間のランニングコストはかなり抑えられます。
どのメーカーのエコキュートを導入するか、どのような使い方をするかによっても変わってきますが、1年間で12,000円~24,000円ほどで利用できます。(※ご家庭によって金額は変動します)
家族構成や容量などで異なりますが、この金額が目安と考えて問題ありません。
また、季節によって電気代が変動する点には注意が必要です。
冬は夏よりも電気代が高くなる傾向があるので、それを加味した上で利用するようにしましょう。

ガス給湯器の場合

ノーリツ NORIZT GT-C2462ARX-2BL ガス給湯器交換工事

ガス給湯器の購入費用は、20万~30万円ほどです。購入費用だけ見るとエコキュートよりも安いことがわかります。
しかし、ガス給湯器はガスを使って都度お湯を沸かすため、毎月のランニングコスト高くなります。
ガスは電気のように夜間だと安くなるということはなく、たくさんお湯を作っておくわけにもいきません。
そのため、1ヶ月あたりの光熱費は約6,000円~10,000円前後かかると言われており、1年だと約72,000円もかかることになってしまうのです。(※ご家庭によって金額は変動します)

一方、エコキュートとガス給湯器を比べてみると、大きな差があることがわかります。
設置や購入にかかる費用だけ比べるとガス給湯器に軍配が上がりますが、ランニングコストまで含めるとエコキュートの方がお得です。
トータルでどちらがお得になるのか、という点をしっかりと理解した上でどちらを導入するか決めるようにしましょう。
また、どのくらいの時間使うかという点も選ぶ時のポイントになります。
短い時間しか給湯器を使わないのであれば、ガス給湯器のメリットが大きくなるケースもあります。
しかし多くの場合、給湯器を長期的に使うと考えられるので、エコキュートの方がおすすめだと言えるでしょう。

今回は、エコキュートとガス給湯器のメリット・デメリットや価格の違いについてご紹介しました。
エコキュートとガス給湯器のどちらを選ぶか迷ってしまう人は多いです。
決める時の指標になるのは、導入コストやランニングコストでしょう。
今回比較したように、導入コストはエコキュートが高いですが、ランニングコストは安くなります。
結果的にはエコキュートが安くなるケースが多いので、コスト面で迷った時はエコキュートがおすすめです。

お湯を作り出すことは、私たちの豊かな生活を送るためには欠かせない必需品になります。
特に冬場に故障した時は、早急に交換をしないとしばらく銭湯に通うなどの手間だけでなくお金もかかります。
エコキュートは10~15年前後で故障したり、エラーコードが発生する回数なども目立ってきます。
「故障してないからまだいいや」「エラーが出てもまだ使える」なんてご家庭もあるかと思いますが、壊れてからでは手遅れです。
チカラもち群馬店では多数メーカーの在庫をそろえておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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